私が楽器屋で働いていた経験を生かして、アコースティックギターの始め方について詳しくご紹介します。
アコースティックギターを初めてみたいけど、何を揃えたらいいか分からない。
ギター本体を、どれにしたらよいか迷っている。
こういったお悩みにお答えします。
予算別に、オススメのギターを紹介しています。
また、初心者向けのお手入れ道具や便利グッズ、教材や教室も解説。
楽しくギターを始められるように、応援しています。
先に結論です。
アコースティックギターを始めるのに必須の物は、
・アコースティックギター本体
・ピック
・チューナー
・ギタースタンド
・ギターケース(持ち運び前提なら、丈夫なものを推奨)
・メトロノーム(無料アプリでもOK)
・カポタスト
・交換用の弦
・お手入れ道具のクロスとポリッシュ
・教材(youtube等の動画でもOK)
初心者用のセットで大丈夫なので、とにかくギターに触ってみることをオススメしています。
その後に、不足分を買い足していけば、OK。
ただし、教本も一緒に購入しましょう。
アコースティックギター本体の選び方は、見た目で選んでしまってOK!
どうしても決められないなら、弾きやすい小さいサイズのフォークタイプで、好きな色がオススメ。
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ギターを始めるにあたって、大事なことを2つご紹介します。
楽器全般として、音が出る物です。
時間帯や音量に気を配り、ご近所さんに配慮しましょう。
ギターは、毎回の調律(チューニング)が必要です。
音を合わせたままにしておくと、ネックが反ってメンテナンスが必要になるケースがあります。
演奏後に、チューニングを緩めて、張力を落とすことをオススメされることもあります。
これは、ギターの状態を保全する目的での行動です。
ギターを練習する為に、チューニングが障害になるくらいなら、そのままで保管しましょう。
趣味を継続するために、面倒なことはできるだけ排除することを、オススメしています。
どちらが良いかは、あなた次第です。
私個人としては、後者の弾きたい時にすぐ弾ける状態がオススメです。
最初の一本目は、パッと見て気に入った物をオススメしています。
あるいは、好きなアーティストやキャラクターが使っているのと、同じ見た目の物を選ぶのもオススメ。
アコースティックギターは、本体の材質やパーツで、音が変わります。
この点は、弾けるようになってから、気にする要素。
また、特定のギターで弾いてはダメな曲は、ありません。
音の特徴として、相性があるだけです。
まずは、弾けるようになるために、持っていて『ギターを触ろう!』という気持ちになれる物を選びましょう。
フォークタイプ | ドレッドノートサイズ |
サイズが大きく違います。
フォークタイプの方が小さく、ドレッドノートの方が大きいです。
本体のサイズが大きくなると、音が大きくなり迫力が増します。
弾く際には、小さい方が弾きやすいです。
とはいえ、小柄な女性でも、ドレッドノートで弾けます。
その点は、安心してください。
店員時代の人気度で言えば、フォークタイプ:ドレッドノートが4:6程度でした。
体感としては、ドレッドノートの方が、人気かなぁ? という印象です。
選び方の例
ジャカジャカと伴奏をしながら、弾き語りをしたいなら、ドレッドノートの方がオススメ。
しっとりとメロディも弾きつつ、落ち着いたギタープレイをしたいなら、フォークタイプがオススメ。
どちらにしたらいいか決められないなら、弾きやすいフォークタイプをオススメしています。
項目 | アコースティックギター YAMAHA LS6 ARE | クラシックギター YAMAHA CG182C |
全体 | ||
ヘッド |
画像はYAMAHAの5万円前後のモデル。
見た目の大きな違いは、ヘッド部分の違いです。
弦を巻くペグというパーツが、横か後ろかの違い。
弦の種類が、大きく違います。
アコースティックギターが、スチール弦。
クラシックギターが、ナイロン弦やガット弦。
弦の素材が違うことにより、音も大きく変わります。
アコースティックギターが、「チャラン」のような、きらびやかな音です。
クラシックギターが、「ポロロン」のような、柔らかい音です。
やってはいけない弾き方はないので、イメージや好みで選んでOK。
ただし、アコギをやってみたいなぁと思う場合は、基本的にアコースティックギターの方です。
※この記事は、アコースティックギターを紹介します。
クラシックギターの方だった方は、コチラ。(クラシックギターの解説記事)
エレアコは、エレキアコースティックギターの略称です。
同じメーカーのギターとして、比較をします。
以下が、エレアコにした場合の、メリット・デメリットです。
- ライブ時のセッティングが簡単。
生音をマイクで集音するのに比べて、非常に簡単 - 音作りを楽しめる。
エフェクター等を使って、音を加工できます。 - カッタウェイにより、ハイポジションを弾きやすい。
本体に向かって、右上のボディが凹んでる箇所のことです。
モデルによって、あり/なりが分かれます。あるモデルのほうが多い。
- 金額が高い。
エレキ部分の機材分で、値段が高くなる傾向にあります。 - 生音の低下。
機材の埋め込みと、カッタウェイによる体積の減少で、音量と鳴りが落ちます。 - 追加の出費が必要。
エレアコ用のアンプと、繋げるケーブル(ギターシールド)が必要になることがあります。
以上が、エレアコを選んだ場合のメリットとデメリットです。
ライブを前提にしているなら、エレアコがオススメ!
どちらのギターを選ぶかは、演奏スタイルや好みで決めましょう。
ちなみに、生音の低下については、”厳密には”というレベルです。
店員時代に聴き比べをした際に、違いが分かりませんでした。
もしも決めかねるようなら、最初の一本は、普通のアコギをオススメします。
理由としては、2つ。
・上手くなってきたら、他のギターに興味が出てきます。
その時に、エレアコを選べば良いです。
・あとからエレアコのようにすることも可能。
※アコギ用ピックアップを取り付けることで、実現できます。
どうしても決め兼ねる場合は、フォークタイプが、弾きやすいのでオススメです。
理由は、ボディが小ぶりで、弾きやすいからです。
趣味として続けていくと、2本目や3本目のギターが欲しくなるものです。
その際に、メーカーやサイズの異なるギターを選ぶことで、幅広い音の表現ができるようになります。
この曲ならこのギター! というような、自分の好みを見つけることができます。
この第一歩として、自分で弾けることが、大事です。
悩んでいる時間がもったいないのです。
ギターを始めましょう!
前項で、形が決まったので、今度は価格別の特徴を、簡単にご紹介。
安価に購入のできる、エントリーモデル。
時々、作りが荒い物が混ざっています。
フレット(ネックの指で抑える金属の部分)が、当たって痛い場合は、実店舗に持っていって、削ってもらいましょう。
触るとなんとなく分かるレベル。
実店舗で購入前に指摘できると、新品の取り寄せか、メンテナンスをしてからの受け取りをできます。
普通に持ち込んだ場合、バリ取りという作業になります。
工賃は、お店にもよりますが、5千円前後。
音としては、響き方が小さめです。
理由は、ボディの材質が、合板というあまり鳴り響かない素材を使っているからです。
メリットとしては、乾燥による割れなどに強く、また音が小さいことも住宅事情によってはプラスになります。
\ 画像で使用したギター /
作りがしっかりしてくる価格帯。
音としても、ボディ前面の材質が、単板に切り替わるライン。
単板は、一枚の板ということです。
つまり、音がより鳴り響くようになります。
カラフルな見た目の塗装は、ここ価格帯までが探しやすいです。
\ 画像で使用したギター /
ネック部分の塗装が、低価格帯とは明らかに違います。
実店舗に行った際には、触らせてもらうと『なるほど』と納得できます。
実際に、新人だった時に、こんなに違うのか! と、驚きました。
付属のケースが、ソフトケースでもモコモコした感じになってくるのが、この価格帯。
※メーカーや型番によります。要確認!
長く使っていくのを想定するなら、オススメはここのラインからになります。
学生の方で、部活用に検討するなら、ここがオススメ。
\ 画像で使用したギター /
パーツの一つ一つが良くなって、作りがしっかりしています。
触って比べてみると、低価格帯とは明らかに違います。
新人の頃の私は、7万円前後と触り比べても、あまり分かりませんでした。
画像だと、さらに分からないですね。
使っている材質が、全体を単板で作っているモデルも多くあります。
それだけ、楽器の鳴りがよく、メーカーの音作りのこだわりが強く現れます。
プロが使っているのが、だいたい25万円以上。
有名メーカーの定番ギターも、そこに含まれます。
つまり、Martin(マーチン)やGibson(ギブソン)のギターをご希望の方は、ここからです。
大人の本気の趣味として、オススメ。
\ 画像で使用したギター /
ギター本体の他に、必要な道具を揃えて、おおよそプラス5千円前後。
教本が2千円前後。
つまり、本体の価格にプラス7千円前後が、必要な予算になります。
価格を抑えたい場合に、提案する購入の仕方は、以下です。
低価格の初心者セット品と教本だけを購入。
教本もセットになっているフルセットでも可。
できるなら、本体価格3万円前後が、安定した品質なのでオススメしています。
ただし、始めるのに時間を空けるくらいなら、この買い方でギターを始めましょう!
\ 見た目で選んでOK /
\ 教本を別売りで買うならコレ! /
3万円前後のギターと、必要なものを揃えて、おおよそ4万円になります。
この価格帯も、初心者向けのセットとして、商品ラインナップが沢山あります。
この記事では、YAMAHAに絞って、オススメを紹介します。
理由は、メーカーが多くなりすぎると、選ぶのが大変になってしまうからです。
このメーカーのギターがいい!
という考えがある方は、そのメーカーの同じ価格帯のギターを探してください。
YAMAHAのオススメは、次の2つ。
FS800(小さいサイズ)かFG800(大きいサイズ)がオススメです。
数字 | 材質 | 音の特徴 |
800 | 表板はスプルース単板。 裏・側板がナトー(またはオクメ)。 | クセの少ないオーソドックスなサウンド。 |
820 | 表板はスプルース単板。 裏・側板はマホガニー。 | あたたかみのあるパワフルなサウンド。 |
830 | 表板はスプルース単板。 裏・側板はローズウッド。 | 芯のある明快なサウンド。 |
840 | 表板はスプルース単板。 裏・側板はフレイムメイプル。 | クリアで歯切れのいいサウンド。 |
850 | 表板はマホガニー単板。 裏・側板はマホガニー。 | 豊かな中音域が際立つサウンド。 |
始めるにあたっては、「へぇ、ギターって材質で音が変わるんだぁ」くらいの認識でOKです。
好きに選んで、長く愛用できるギターを選びましょう。
\ 教本を単体で購入するなら、コレ /
広いラインナップから、自由に選択できる予算。
この価格帯から、付属のケースが、良いものになっていることが多いです。
それにより、後の出費を抑えられるのも良いポイント。
この価格帯でオススメしているギターのひとつに、YAMAHAのLシリーズがあります。
LS6 ARE・LJ6 ARE・LL6 AREの3種類。
どれも、生演奏の音がよく、さらにエレアコになっています。
ライブをしたいと思った時に安心です。
型番の後ろのS・J・Lの違いは、ボディの大きさです。
型番の後ろのS・J・Lの違いは、ボディの大きさです。
ボディの大きい順で記載。(説明文の都合上)
・LL
オリジナルジャンボボディ仕様。
ヤマハ伝統のボディ・スタイル。フル・サイズのボディ。
・LJ
ミディアムジャンボボディ仕様。
座った状態で演奏する際、プレイヤーに快適なフィット感をもたらすためにデザインされた形状。
・LS
スモールボディ。
繊細なサウンドは、フィンガースタイルのギタリストにお勧め
メーカーの希望小売価格は、59,400円(税込)。
初心者セットで、6万円前後が一般的な価格。
教本が別売りのセットでも、予算以内に収まります。
この3モデルは、ライトケースが付属。
後に解説する、ギグバッグタイプなので、ケースだけで数千円のお得感があります。
\ 小 /
\ 中 /
\ 大 /
\ 教本を単体で購入するなら、コレ /
憧れのギターがあれば、それを検討できる予算。
Martin(マーチン)やGibson(ギブソン)の廉価版が、視野に入ります。
あるいは、好きなアーティスト同じギターを使いたい! という理由もありです。
「アーティスト名 ギター」等で検索することで、簡単に見つけることができます。
定番ギターを、簡単に4つご紹介します。
\ エレアコではない /
海外のギターは、値上がりが大きいように感じます。
\ マーチンと言えば、コレ! /
\ ギブソンと言えば、コレ! /
\ 弾きやすくて丈夫! /
最初のギターであれば、各メーカーの廉価モデルで始めるのもありです。
例えば、Taylor(テイラー)ならAcademy(アカデミー)という、初心者向けのモデルを出しています。
このアカデミーと、必要な道具類を揃えると、15万円前後です。
\ 初心者向けに、弾きやすい設計 /
\ この価格帯は、アクセサリーを別購入 /
もしくは、各アクセサリーを個別で、厳選して購入するのも魅力的です。
特にギターストラップは、セット品はブラックの無地が多いので、好きなデザインで選ぶことができます。
\ 教本のオススメ /
クリップ型 | カード型 |
音の判定方法で、3タイプあります。
・クリップタイプ
・有線タイプ(アコギではあまり使わない)
・内蔵マイクタイプ
特に内蔵マイクは、複合であることが多いモードです。
エレアコの場合は、本体やアンプにチューナー機能があることもあります。
この辺は、狙って買うよりも、ついでに付いていた機能くらいの認識が良いです。
チューナーの選び方としては、有名な楽器メーカーのチューナーを選ぶと、失敗が少ないです。
※有名メーカーの例:KORG・BOSS・YAMAHA 等
主にヘッド部分に挟んで、本体の振動で音を判定します。
ギターだけではなく、ベースやウクレレにも対応しています。
基本的にはこのタイプがオススメ!
アコギでは、あまり関係のない方法(読み飛ばしてOK)。
シールドで繋いで、ピックアップの音を判定します。
エフェクターと同様なのから、手軽なタイプまで様々。
メトロノームと一体化したモデルもあります。
マイクが内蔵されていて、チューナーに音を聞かせてチューニングをします。
どちらかと言うと、エレキギター用で持っていたのを、アコギでも使えてラッキーくらいの感じです。
ただし、ヘッドにクリップを挟むのが、ヘッドに傷が付きそうで嫌だという方は、このタイプがオススメ。
ギター/ベース専用モード。
ギター・モードとベース・モードをそれぞれ選んでチューニング可能。各モードでは音名の横に弦番号が表示され、ビギナーでも確実で分かりやすいチューニングが可能です。ギター・モードでは7弦ギター(7Bから1E)、ベース・モードでは6弦ベース(Low-B、Hi-C)まで対応。また、高感度マイク内蔵により、アコースティック・ギターなどのチューニングにも最適です。
KORG GA-2公式サイトより引用
ストラップは、ギターを立って演奏するために使う道具です。
ギタリストが動き回るのに、必須。
座って弾く際にも、落下防止になります。
立って弾くと、ギターの位置(ポジション)が変わります。
ライブ本番の為に、立ってギターを弾く練習を取り入れることをオススメします。
最初のうちはストラップの長さを調整して、自分に合った高さを見つけましょう。
初心者セットに入っているのは、だいたいブラックの無地タイプ。
ファッション性を重視するなら、追加購入かバラ購入をする必要があります。
ピックはギターの弦を弾く、三角形の道具です。
金属の弦と擦れるので、削れます。
つまり、消耗品。
代表的なのは、大きく分けて、6種類に分けられます。
形2種類×厚さ(硬さ)3種類。
形の内容は、小さなティアドロップ型と大きなトライアングル型。
厚さが、厚い・普通・薄いの3種類。
ちなみに、厚い=硬いです。
まずは、この2つの組み合わせで、好みの形と厚さを決めましょう。
最初に決める基準としては、グリップが良いものを選ぶと、練習をしやすいのでオススメ。
ソフトケース | ギグバッグ |
セミハードケース | ハードケース |
ギターケースの役割は、大きく2つです。
それぞれ、保管と運搬。
保管の役割は、ギターの状態を保つためです。
実はギターは、デリケートなので、温度・湿度の変化に弱いです。
空調設備(エアコンや扇風機等)の直風や直射日光も、避けるべき対象。
ケースの中に入れることで、環境的要因からギターを守れます。
運搬時の役割は、持ち運びの利便性を向上できます。
その他にも、物理的なガードも含みます。
ケースの種類は、大まかに3つに分かれます。
ソフトケース・セミハードケース・ハードケースです。
保管時の状態維持能力・物理的なガード力などは、紹介順に強くなっていきます。
対応して、値段も高くなります。
ギグバッグだけ、性質が違ってます。
丈夫で持ち運びに便利なバッグタイプ、くらいの意味合いで使われています。
殆どの場合で、リュックのように両肩で背負える物を指します。
ギグバッグで且つセミハードなのが、一般的。
ソフトケースは、布地のケースです。
安価なギターを購入時には、このケースが付いてくることが多い。
衝撃を受けた際に、ギターが傷ついてしまう可能性があります。
安価なギターを購入した場合に、付属として付いてくるのはこのタイプのケースです。
なので、別途の購入をするケースは、だいたい以下の2パターンです。
・本体のみの購入をしたケース
例えば、中古で購入した場合に、ケースなしのことがあります。
・本体のみを譲ってもらったケース
以上のようなケースで、予算を抑えたい場合に検討する余地があります。
ギグケースは、丈夫で持ち運びに便利なケースのことです。
衝撃を受けた際に、ギターが大丈夫だと思えるライン。
基本的に、両肩で背負って移動ができるようになっています。
ギターの保護具合は、緩衝材の厚さや硬さで変わります。
見た目等も考慮して、納得のできるものを選びましょう。
画像のギグバッグは、ぼっち・ざ・ろっくで登場したケース。
IbanezのIAB541(ベージュ)です。
(※ベース用で購入しているので、作中のはIBB541。)
\ 好みのケースを選ぼう /
ちなみに、ギグ(gig)は、演奏という意味があります。
名詞
Weblio>gigとは 意味・読み方・使い方 より引用
1(ジャズ・ロックなどの)演奏,公演,出演
2(特に短期間の)仕事
1ギグ(英国で昔使われた1頭立て軽2輪馬車)
2≪海事≫船載ボート
セミハードケースは、しっかりとした見た目で、軽量なケースです。
衝撃への耐性と軽量化を両立。
ボディの形によって、サイズ違います。
入れたいギターのサイズに合わせて、購入をしましょう。
セミハードで且つギグバッグが成立します。
この辺はややこしいですが、メーカーによって違うくらいの感覚でOKです。
セミハードは、ソフトとハードの中間で、かなりの範囲になります。
全体が布地のモコモモもセミハードになりますし、外側はハードで中身が柔らかいケースもセミハードです。
私のイメージは後者の、硬いけど軽いケースのイメージです。(※上の画像がピッタリそのイメージ)
しっかりと保護をしたいけど、持ち運びで重いのは困るという方にオススメ。
\ 画像で利用したセミハードケース /
ハードケースは、木材などで作られたケースです。
物理的な防御力は、ピカイチ。
その反面、重量が重くなります。
ボディの形によって、サイズが違います。
入れたいギターのサイズに合わせて、購入をしましょう。
楽器の安全性こそを重要視したい方にオススメ。
\ 画像で利用したハードケース /
ギグケースが、衝撃にも強く、持ち運びしやすく、コストパフォーマンスが良いのでオススメ!
将来的にライブをする時やスタジオ練習をする時に、安心して持ち運びができます。
スタンダードタイプ | コンパクトタイプ |
ガッチリタイプ | ハンガータイプ(壁掛け用) |
ギターを置いておく道具です。
最初は何でも良いので、ひとつ持っておくと便利です。
練習の合間や保管時に便利。
ただし、ギターを長く弾かない場合は、ケースに入れて保管することを推奨します。
コンパクトで持ち運びに便利なものから、ガッチリとした据え置きにピッタリのタイプまであります。
用途や好みに合わせて、選びましょう。
選び方の例:
・とりあえず持っておきたいたいので、スタンダードなタイプを買っておく。
・常に使い慣れたスタンドを使いたいから、持ち運びに便利なタイプを使う。
・倒れたりするリスクを最小化にしたいから、保持力の高いガッチリしたタイプを使う。
・できるだけ省スペース化にしたいので、壁掛けのできるハンガーにする。
最初の一つには、とりあえずこのタイプをオススメしています。
外出時に、スタンドも持ち運ぼうとすると、大変。
自宅用に割り切ましょう。
ライブハウスやスタジオには、ギタースタンドが常備されていることが多いです。
コンパクトタイプの例として上げているのは、AriaのGSC-220という商品です。
コンパクトとは言いつつも、床面積的には変わりません。
コンパクトに折り畳めて、小さく収納ができるという意味です。
路上ライブなどを想定していて、自分でスタンドを持ち運びたい方にオススメ!
ネック部分が、ギターの重さでガチャコンとなって閉まります。
全体的にしっかりした作りに加えて、ギターがスルッと倒れてしまう事故も防いでくれます。
スタンダードタイプ等で、ギターの曲線で安定させるのが苦手な人は、検討しましょう。
高額なギターにあるラッカー塗装にも対応!
安定したスタンドを使って、不意の事故を減らしたい方にオススメ!
- 壁にかけることで、省スペース化ができます。
- ギターをインテリアにできて、おしゃれ。
- 場所が、壁際に限定されてしまいます。
- 壁に、穴を開ける必要があります。
- ギターをかけっぱなしは、ギターに悪影響。
かなり人を選ぶタイプになります。
初心者の方にオススメはしていません。
用途が合うなら、便利に使えるのでオススメです。
初心者セットのスタンドは、だいたいスタンダードタイプです。
気にせずセットで購入するのが、手っ取り早いです。
ただし、路上ライブも想定しているなら、コンパクトタイプもオススメ。
アナログ | デジタル |
リズムを一定にして弾く練習をするのに、必須の道具です。
大まかに3つに分かれます。
それぞれ
・アナログタイプ
・デジタルタイプ
・アプリタイプ
エレアコの場合に、アンプに搭載されているモデルがあります。
アプリに関しては、無料のものが沢山あります。
自分にあった方法で、無駄な出費をしないようにしましょう。
木製 | プラスチック製 |
メトロノームと言われて、想像するヤツです。
カッチカッチと、針が左右に動いて、音を鳴らします。
ガジェットが好きな方にオススメ
メトロノーム特化 | チューナー一体型 |
電子音でピッピッと鳴ってくれます。
値段が上がると、ドラムの音も鳴らしてくれる練習グッズもあります。
また、チューナーと一体なったタイプもあります。
\ ボタンが大きくて操作性◎ /
\ 一台二役! /
無料のメトロノームアプリがあります。
メトロノームがアレば十分という方にオススメ!
「メトロノーム アプリ」等で検索すると、沢山出てきます。
とりあえず、無料で使えるものをダウンロードすれば、それでOK。
カポタストは、演奏の補助道具です。
カポタストがどういう道具かと言うと、開放弦を下げてくれます。
ちなみに、開放弦とは、指で抑えていない弦のことを言います。
カポタストを使う曲として、作曲されている場合もあります。
つまり、曲によって、普通にプロでも使います。
ひとつは持っていて損のないアコースティックギター用の道具です。
特に、自分の弾きたい曲が、カポタストを使う曲なら、必須です。
弦を選ぶ際に、困るのはメーカーと太さ。
最小限に絞って、2メーカー・2つの太さの合計で4つの選択肢にまで絞りました。
ギター弦の太さのことは、ゲージと言います。
この弦の選び方は、初心者向けの超初歩的なオススメです。
弾けるようになったら、自分の好みを探してください。
そういうのも、ギターの醍醐味です。
\ 定番弦の細いタイプ /
\ 定番弦のやや細いタイプ /
\ コーティング弦の細いタイプ /
\ コーティング弦のやや細いタイプ /
詳しい解説は以下です。
アコースティックギターの定番弦は、ダダリオです。
まずは、このメーカーの弦を購入しておけば、間違いがありません。
弦交換の頻度を下げたい場合には、エリクサーがオススメ。
こちらは、弦を長持ちするように、コーティングしている弦です。
つまり、高額だけど、寿命が長いということ。
結果的なコストパフォーマンスは、こちらの方が勝っています。
弦を変更することで、音色が変わります。
ギターに慣れてきて、音に拘りたくなったら、いろいろなメーカーを試してみましょう。
太さも沢山の種類があります。
ミディアム、ライト……。
重要なこととして、表記はメーカーごとに違います。
なので、太さの表示を確認して、細めの弦を選んでください。
細い弦を選ぶ理由は、初心者には弾きやすいからです。
アコースティックギターの弦の太さは、10-47(イチゼロ・ヨンナナ)か11-52(イチイチ・ゴーニー)がオススメです。
どういうことか説明すると、
一番細い1弦が10の太さで、一番太い6弦が47の太さ
か
一番細い1弦が11の太さで、で一番太い6弦が52の太さ
ということです。
この太さは、インチ表記になります。
0.010インチ~0.047インチなので、10-47(イチゼロ・ヨンナナ)と言います。
1インチは25.4mmなので、1弦は0.254mmで6弦は1.1938mmになります。
ギターの出荷時の弦は、12-54(イチニー・ゴーヨン)が主流。
最初は弾きやすさを重視して、細めをオススメしています。
同じメーカーでも弦の太さや素材で、音が変わります。
弾けるようになってきたら、いろいろと試してみましょう。
ちなみに、弦が太くなると、音にハリが出て、迫力が増します。
購入をオススメしていない弦が、2つあります。
ひとつは、安価な弦です。
理由は、チューニングが、いまいち安定しないことがある為です。
ただし、初心者セットについてくる弦が、だいたいこの対象です。
弦交換の練習程度に、割り切りましょう。
ふたつめが、多弦ギターの弦。
よく見ないで購入すると、7弦ギターや12弦ギターの弦を購入していまうことがあります。
対応した場所の弦であれば、使用できるので、完全な無駄ではありません。
が、無駄な出費になるので、気を付けましょう。
弦は金属という特性上、開封しまうと返品が不可能なことがほとんどです。
弦は定期的な交換が必要な、消耗品です。
その上で、弦交換のタイミングって、難しいですよね。
簡単に、3つの条件を提示します。
・弦が切れた
・弦が錆びた
・2週間~1ヶ月で交換のルールを作る
(コーティング弦なら、2~3ヶ月)
弦が切れたら、交換をしないといけません。
この時に、交換するのは、6本すべてセットで交換をしていください。
例外は、弦交換中のミスで、1本切ってしまったくらいの、新品同様の弦にプラスする場合です。
弦が錆びたら、交換の合図です。
弦は金属なので、錆びます。
手の脂や汚れが残っていると、簡単に錆びます。
長持ちさせるためにも、演奏後はきちんと拭き取りましょう。
弦はかなりの力で、引っ張られています。
ある程度の時間で、チューニングが合わなくなったりの不具合が出てきます。
そういった不具合に最初のうちは、気付け無いことが多いです。
なので、他2つの条件で交換していなかった場合に、月の最初の土曜日に、弦交換をする! 等のルールを決めてしまうのをオススメしています。
楽器の日々のメンテナンスに使う道具の紹介です。
ここでは、初心者のうちに持っておくとよい物として、2つのみ紹介します。
クロスとポリッシュ(液剤)です。
この他にも、お手入れ道具は沢山あります。
例えば、ネックに塗るオイルなど。
ただし、最初はスルーして大丈夫な範囲です。
後々になって、しっかりと知識をつけていきましょう。
ギターや弦を拭く、布です。
初心者用のセットを購入すると、だいたいセット内容に入っています。
ギター用クロスは、大判でお手入れがしやすいという特徴があります。
普通のマイクロファイバークロスを、ギター用に使ってもOK。
\ 好きな見た目でOK /
ギターを乾拭きしても、汚れが落ちないときに使用します。
楽器屋では、試奏直後にメンテナンスをできず、指紋が乾いていしまった時に、ポリッシュを使っていました。
同様に、弾いた直後にお手入れができず、汚れが目立った時に、効果を発揮します。
最初の購入としてオススメは、ケンスミスのポリッシュです。
理由は、オールマイティに使える為。
ギターの塗装の仕方で、使って良いかどうかが変わります。
そこを気にせず、幅広く使えるのでオススメです。
\ 安心のオーガニック素材 /
教室や教本を紹介する前に。
教室の講師も人です。
人としての相性等の要素で、合わないと思ったら、迷わず他の教室を探すことをオススメします。
教本にも相性があります。(自分にとって、理解しやすいかどうかということ)
教本だけで理解ができなければ、動画やWeb等で検索しましょう。
余裕があるなら、複数の教本を読むと良いです。
本当に大事なことは、どの教本にも書いてあります。
優先度の低いことは、書いてあったりなかったりです。
ギターのプロに、教えてもらうこともできます。
リモート教室だと、移動の時間や交通費を無しにできます。
直前まで練習をして、教室が終わったらすぐに復習をすることができるのも魅力。
教本に関しては、教室で指定されることもあるので、事前に問い合わせをすると良いです。
その他の教室のメリットとしては、自分の弾きたい曲に合わせて指導をしてもらえる点です。
この曲を弾けるようになるためには、どんな練習をしたら良いんだろう?
こういった悩みを、先生に直接相談ができます。
教室の一例をご紹介。
\ オンラインも可能な音楽教室 /
無料体験レッスン受付中
映像付きの教本がオススメ。
例えば、Amazonのおすすめ順で、考えてみます。(※2023年5月時点)
CDとDVDが付いており、映像と音で確認ができます。
スマホでの動画視聴にも対応。
ただし、同じ動画ではなく、視点が違います。
つまり、両方の再生をできたほうが良い教本。
YouTubeへのQRコードが付いています。
タブレット(スマホ)一台で解決できる点が魅力。
4位が、改訂版の『宇宙一やさしい アコースティックギターはじめました THE MOVIE』
違いは、動画のみかたです。
QRコードでYouTubeに飛ぶのか、CD/DVDで見る違いがあります。
改訂版のほうが、個人的にはオススメ。
挫折させないというコンセプトを評価して、2位:挫折させないアコースティックギター教室 チャンネル登録者数21万人の人気YouTuber「なつばやし」の親切レッスンがオススメ。
映像で確認したい時に、サッと確認できるのは、非常に使い勝手が良いです。
また、『宇宙一やさしい アコースティックギターはじめました THE MOVIE』との比較。
YAMAHAという企業が出しているのか、YouTuber個人が出しているのかの違いです。
YouTubeチャンネルを先に見て、決めてもよいです。
なつばやし natsubayashi
興味を持った時に、開始をするのが大切!
ギターは、見た目で気に入った物でOK。
本体とのアクセサリーセットや、アクセサリーのみの初心者用セットなどを一緒に購入。
教本や教室もこの時点で、決めましょう。
練習をしてみて、不足だと感じた分を、追加で購入していく形がオススメです。
とにかく、興味を持ったなら、始めることを強くオススメしています。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
この記事が参考になったなら、嬉しいです。
趣味を充実させて、楽しい生活になることを願っています。
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